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小学校のコンテンツ

1.三角形の面積

どっちが広い?
まずは図1を見て下さい。
図1:AとBのグループに分かれて3対1のボール回しの練習をしている図
図1
AとBのグループに分かれて3対1のボール回しの練習をしています。そこでグループAのNovy君がこう言いました。

Novy君「みんなずるいよ。広くてボールが取れないじゃないか!」
Jason君「何言ってんだ!グループBだって広いじゃないか。Novyのくせにうるさいんだよ。」
Dragonコーチ「まあまあ2人ともケンカしないで。それだったらAとBのグループの三角形の面積を調べて比較してみようよ。」

さて、以下の(A)から(D)までの内、どれが正しいでしょうか?

例題1  
[問題]
三角形の面積の求め方は何ですか?

(A) 底辺×高さ です。
(B) 底辺×高さ÷2 です。
(C) まず最初に台紙を用意して、1mの広さ分の重さを量ります。次に同じ台紙で任意の三角形を作りその重さを量ります。最後に”三角形の重さ÷1mの重さ”を計算すれば、その三角形が何mであるかが求められます。
(D) 三辺の長さが分かればOKです。

・・・
・・・
・・・

[解答]
(A) これは四角形の面積の求め方なので×です。
(B) これは三角形の面積の求め方です。もちろん高さは底辺に対して垂直ですね。
(C) きちんと測れば測るほど面積は正確に出ますが、台紙がもったいないでしょう。でも、こういったアイディアが浮かぶ人は学者になれる素質があるかも知れません。
(D) これだと説明不足ですが、実はこれでも面積が求まります。高校で「ヘロンの公式」というものを学習しますので、まだ習っていない方は、それまで楽しみにしておいて下さい。
発展
「ヘロンの公式」とは三角形の三辺が分かる場合にその面積を求めるための公式です。三辺を とし、その合計の半分{つまり()÷2)}を""とするとき、(×()×()×())の平方根がその三角形の面積となります。高校では「ヘロンの公式」以外にも三角形の面積を求める方法を学習します。
ヘロンはエジプトのアレクサンドリアの幾何学者です。紀元前100年頃の人物です。

さて、小学校で習う(B)の方法で調べてみます。底辺と高さは図2のようになります。
図2:グループAとBの底辺と高さを測った図
図2
ここで問題です。

例題2  
[問題]
A、B両グループの面積を求めてBと比べてAは広いのかどうか答えよ。

(A) グループA:97.5m、グループB:108mです。よってグループAの方が狭いです。
(B) グループA:195m、グループB:108mです。よってグループAの方が広いです。
(C) グループA:97.5m、グループB:54mです。よってグループAの方が広いです。
(D) (A)、(B)、(C)はすべて間違いです。

・・・
・・・
・・・

[解答]
正解は(C)ですね。正しく底辺と高さを代入さえできれば簡単な問題だと思います。

なぜ「底辺×高さ÷2」なの?
ここからが本題です。

例題3  
[問題]
では、何故三角形の面積は「底辺×高さ÷2」で求められるのでしょうか?
少し考えて下さい。

(A) 例題1の(C)の実験の結果、公式のようになることが判明したからです。
(B) 今は分からなくて当然。高校で正確な理由を学習するはずです。
(C) 三角形は四角形の半分だからです。
(D) (A)、(B)、(C)はすべて間違いです。

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・・・
・・・

[解答]
正解は(D)です。(B)なんかは特に間違っています。小学生でも充分納得のいく説明ができるからです。(C)はなんとなく惜しいですが、説明があいまいです。
では、図3のアニメーションを見て下さい。左上にコマ番号が表示されます。

図3:三角形の面積の求め方が分かるアニメーション
図3

理由が分かりましたか?つまり三角形の底辺と高さを変えることなく、長方形の半分の形へと変化させることができるのです。
もし、あなたが小学校で三角形の面積の公式を鵜呑みにしていたのであれば、この機会にきちんと理解してみましょう。

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Novy君「ほら言った通りだろう。こっちの方が広いじゃないか。」
Snake君「何言っているんだ。Novyは狭くしてもボールを取れないじゃないか。」
Jason君「そうだ。お前には広くても狭くても関係ない。」
Novy君「ひーん。Dragonコーチーーー!」
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